JR東日本への投資は生活にも役立つ

JR東日本(登記社名:東日本旅客鉄道、東証1部、証券コード9020)の業績が絶好調です。北陸新幹線金沢延伸による北陸ブームで旅行客が急増したほか、上野東京ライン開業効果が上乗せ。駅そのものという最高立地を活かして、ショッピング事業やホテル事業も好調に推移し、余裕で過去最高益を更新する見込みです。通勤・通学という生活密着型の業態に加え、レジャー需要も取り込める同社の強みを遺憾なく発揮した業績といえます。
次の2017年3月期もインバウンド効果の継続もあり、連続最高益更新が予想され、1株利益は実に666.1円という高水準に達します。
投資家もこの業績を評価し、株価は11,450円(2015年12月30日終値)と、1万円超えの超値がさ株になっています。これだけ高くなったJR東日本をここから買うのは、投資的観点からはどうなのか。現状株価を来期予想1株利益で割ったPER(株価収益率)は17.1倍で、それほど高いわけではありません。配当は2016年3月期は1株130円の予想で、配当利回りは1.1%とこちらはやや物足りない数字に。つまり、指標的には特に魅力ある水準とはいえません。
しかし、JR東日本には配当のほかに株主優待があり、こちらが生活に役立つ内容になっています。単元株の100株保有の場合で運賃20%割引券が1枚つくほか、株主サービス券として配布される冊子の中に、ホテル宿泊割引券やガーラ湯沢のリフト利用、レンタル料金の割引券、リラクゼ、新幹線車内販売、ベックスコーヒーショップの各種割引券が綴られています。旅行やスキーに行く際に上手く利用すれば、かなりの節約になるはず。
生活に役立つ株主優待が付くJR東日本への投資は、まだ可と判断して良さそうです。